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Antminer S9で効率良くお手軽にASICマイニング!

Antminer S9で効率良くお手軽にASICマイニング!

 

いつもウェブネーションのコーポレートサイトへ訪問頂きありがとうございます。システム開発部の前野です。

 

3月も後半になってしまいました。時が経つのは早いものです。皆さんはホワイトデーのお返しはできましたでしょうか?

 

私は水曜日に打ち合わせが入ってて、毎週月曜日から水曜日にしか来て頂けない方にお返しができず、会社の冷蔵庫に入れっぱなしにしているのですが、来週月曜日にお渡しするべきかとても迷っています・・・。

 

ASICで効率良くマイニング!

 

さて、マイニングネタでethOSの話をする前に先日Antminer S9が大量入荷したため、ご紹介できればと思います。

 

Antminer S9とは?

 

Antminer S9はBitmainが提供するASICマイナーです。
ASICとは「Application Specific Integrated Circuit」の略語で、特定用途、つまりマイニングに特化した機器です。

 

Antminer S9は仮想通貨でおなじみBitcoinをマイニングすることに特化しており、
SHA256のコインしかマイニングすることができません。

 

消費電力はなんと1600W!・・・ですが、これでも効率が良い方なんです。

 

この機器のマイニング性能は13.5TH/sです。グラフィックボードのフラグシップモデル、Geforce GTX 1080の性能は2.8GH/sと言われていますが、その性能差は消費電力が7倍に対し、マイニング性能はなんと4800倍!!

 

・・・・桁違いの性能ですね。

 

そんなASICマイナーが登場したことで、5年前からビットコインのマイニング勢力は従来CPUやグラフィックボードが主力でしたが、以降はASICマイナーに書き換わってしまいました。

 

そんなAntminer S9は電力要件が厳しく、以下の特徴を持っています。

 

1. 533Wのマイニングボードを3つ搭載 = 1600W = 家庭では無理!

 

2. 12cmの6000回転ファンを2つ搭載!常時フル回転です! = 家庭では無理!!

 

3. 室温25度の状態でASICチップが80度になります = 家庭では無理!!!

 

4. PCIe6ピンが10個必要 = 家庭用以前にそんな電源を用意するのが無理!!!!
※純正電源は10個のPCIe6ピンが付いていますが、実は普通のPC用電源でも動きます。
800W級の大容量電源を2-3個用意して並列で繋げる必要はありますが、検証済みです。

 

Antminer S9でNicehashを使ってみる

 

普通にマイニングプールを使うのもつまらないので、Anterminer S9でNicehashを使ったマイニングをしてみましょう。

 

なぜかこの組み合わせでは日本語情報が少ないのですよね。。。私も最初うまくいかず苦労しましたのでお役立て頂ければ幸いです。

 

本当のところビットコインはSHA256じゃなくてscrypt方式だと思ってて、単に設定が間違ってただけなんですけどね(笑)

 

1. Anterminer S9の管理画面にログイン

 

http://ANTMINER_S9のIPアドレス/でログインします。初期設定のIDは「root」、パスワードは「root」です。

 

2. Miner ConfigurationからサーバーとID、パスワードを指定

 

サーバーのアドレス stratum+tcp://sha256.jp.nicehash.com:3334#xnsub
ID ウォレットのアドレス.s9
パスワード x

 

3. 右下のSave & Applyボタンを押下して設定完了!

 

この後5分ほど待つとマイニングが開始します。

 

マイニング状況を確認するには、Miner Statusを押下してください。マイニング状況が確認できます。

 

 

グラフィックボードで頭を悩ます設定やチューニングは一切不要なので、環境と入手方法のハードルさえクリアできれば、設定して放置でお手軽にマイニングができる優れものです。

 

入手してみたい!

 

そんな夢のような機械ですが、少し注意点があります。

 

メーカーで買う場合、支払い方法は海外送金かBCH(ビットコインキャッシュ)のみで、在庫がないと1ヶ月以上待たされることもあります。

 

そこで、弊社では香港の電脳街でお店を運営している企業から仕入れており、数が少なければ日曜日に注文して最短で翌週に届きます。

 
この企業は298 Computer Zone(298電腦特區)で実店舗を運営されていますので、もし香港に出張や旅行で行く機会があれば是非立ち寄ってみてください。

この記事を書いた人
大樹前野
maeno
株式会社ウェブネーションの取締役です。ある時はうどん屋の皿洗い、ある時はサービス運営チームのメンバー、ある時はクラウド環境の設計を担当するバランス型なキャラですが、唯一プログラミングだけ苦手です。3度の飯よりドライブが好きで、週末に安心してドライブを楽しむために日々自動化の技術に取り組んでいます。