ご質問・お見積り等お気軽にご相談ください
お問い合わせ

裁判所に行こう!

裁判所に行こう!

こんにちはSGKです。

「裁判所に行こう」と言っても何か犯罪を起こせ、とか憎いアイツを訴えよう、というわけではありません。
以前投稿した記事で「昼休みに裁判の傍聴に行くこともできる」と書いたので、裁判所の傍聴・見学の仕方を書こうと思います。

アクセスなど

場所は「名古屋市中区丸の内の名古屋地方裁判所」になります。
交通アクセスとしては地下鉄の丸の内駅か、名古屋城駅から降りて徒歩10分ほどの場所にあります。

まずですが裁判関係者でも弁護士でなくても未成年でも誰でも入れます。
平日の午前10時から開いています。

所持品検査がありますので、所持品のX線検査と金属探知機っぽいゲートをくぐることになります。 空港で行なうような感じの簡単なものです。

もし持ち込めないハサミなどの金属品を所持していた場合は、ゲートの所で預かってもらうことで入場することができます。

所持品検査は以前は無かったのですが、なにやら刃物を持って暴れた者がいるらしく名古屋地裁では平成30年からこのようになっているようです。
そのせいとコロナの影響もあると思うのですが、以前は一般も利用できる食堂があったのですが無くなってしまいました。。

開廷予定表の確認

入庁して先ずですが、そのまま奥に進んで左側にある「開廷予定表」を確認してください。

※裁判所の敷地内では写真撮影禁止です。めっちゃヘボいですが私の絵で、、

カウンターとテーブルがあり、その上に民事裁判と、刑事裁判の開廷予定表に分かれてファイリングして置いてあります。 各2冊づつ(縦型のものがもう1冊あったかな?)ありますが内容は同じです。

※ちなみに民事は原告も被告もたいてい威勢が良いんですが、そのせいか見学で入ると誰やねんみたいな感じで睨まれたりします。
ただでさえ他人ごとに首突っ込んでる感あるのに、よりそれを感じさせるフィールドになっています。 なのでまずは刑事裁判が良いかと思います。

開廷予定表の見方

開廷予定表の見方としてはページごとに左上に法廷番号(部屋番号です、一般的に裁判が行われる部屋を「法廷」と称します)が3桁で記されており、百番台が裁判所内の階数を表しており残り下2桁はその階の部屋番号になっています。 そのページ中の一覧の中から見学する裁判を探します。

一覧の見るべき項として「開始・終了時間」、「事件名」、「心理予定」があります。

まず現在時間に開催されているか間近かなどを「開始・終了時間」に照らして見ます。

次に「事件名」ですが被告が犯した犯罪が記されているのでそれを見ます。
殺人は内容がヘビーで疲れます。初心者にはお勧めしません。加えて傍聴人が多くて入れない状態になっていることがままあります。

最後に「心理予定」は裁判がどの進捗状況にあるか、を示しており、新件、審理、弁論、判決などがあります。
長くじっくり見る時間があれば「新件」から入るのが良いですが、ちょっと見るだけなら「審理」や「弁論」が良いと思います。
「判決」は最後の気になるところですが、ちょと見の人はそこだけ聞いてもあまり意味のないところです。

あと、、もう一つですが、一覧の「被告人」の項に外国人っぽい名前がある場合はお勧めしません。
この場合、通訳を介して裁判が行われるケースがあるので進捗が悪いためです。

法廷に行く

エレベータや階段を使って目的の法廷がある階まで行きます。
※階段を使うとき、名古屋地裁では「B階段」と記されている階段で進むのですが、この階段、偶数階・奇数階で出口が南・北と違い、初めてだと混乱しますので注意です。

法廷前まで行くと重厚な扉があり、その最上部に銀のプレートがあり法廷番号が記されています。
その下に開廷中の法廷の場合、「開廷中」と赤いランプが灯ります。

扉にはのぞき窓があるのでそこから中の様子を確認できるので、状況を確認して入廷します。
※のぞき窓を閉じるとき適当に閉めると「カコン」と音が鳴るのでゆっくり手で閉めるのがマナーです。

法廷内

※写真はイメージで市政資料館内の明治期の再現、今とは原告・被告の位置が違うような気がする、、

・入廷したら着席して静かにしてください。
・3列ほど椅子が並んでいますが前の方には関係者や証人が座りますので避けた方がよさそうです。途中入廷であれば空いてればどこでも良いとは思いますが。
・メモはできます、スケッチもできますが写真はダメです。
・スマホは時間を見るぐらいなら見逃されていますが、基本的に傍聴時の電子機器の使用は禁止のようです。

・中央奥が裁判官、手前に証言台、向かって左に原告、右が被告です。

・入廷、退廷は多少の気まずい気持ちがよぎりますが、いつでもできます。

まとめ

一度だけ裁判中の弁護士のリアル「意義アリッ!」を聞けたときがありますが、裁判官ならびに検察がすごく白けた感じになっていました。そんなん言う奴はほぼいないようです。 確認しに行ってみてください。

ちょっと面白おかしく書いてしまった所があるかもしれませんが、人々の運命、命そのものが交錯する場所です、厳正にしなければと思います。

以上、裁判所に行こうでした。

この記事を書いた人
SGK
SGK
プログラムを担当しています。 古墳が好きです。猫が好きです。お祭りが好きです。普通の人です。 休日はイオンか大須に行きます。大須にも古墳があります。古墳はコンビニの数より多いです。