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プログラマのための、英語と付き合うためのツール5選

プログラマのための、英語と付き合うためのツール5選

こんにちは、うのです。


プログラマの皆さん、英語とは普段ちゃんと向き合っているでしょうか。英語を避けて通れないのがプログラムに携わる職業に就いている我々です。 日本語対応しているツールやライブラリだけで仕事をしようと思うとツラいものがありますからね。

 

 

開発部のメンバーには英語に苦手意識がある方が多いです。このブログを読みに来てくださる方にも、そういう方は多いのではないでしょうか。 私はどうかというと、 別に英語ができるわけではないので、普段からツールをガンガン使って英語と向かい合っています。

 

開発部でもたびたび共有しているので、ここはいっそのこと全世界に情報の共有をしてしまいましょう。

 

1. Google Chrome の全文翻訳機能

知っている方も多いと思いますが、あまりにも必須なので共有します。 見ているWEBページ全文まるごと翻訳してくれる機能です。

 

使い方は簡単、好きなページにアクセスした後、右クリックをして「日本語に翻訳」を選択するだけです。

 

ページのほとんどどこでも良いので、右クリックをすれば選択肢が出てくる。

 

CakePHPのAPIドキュメントページ。残念ながら日本語には対応していないので、翻訳に頼りたいところ。

翻訳結果。ほとんどの部分がきちんと読める。プロパティ名や関数名もうまく処理されている。

 

 

2. Google 翻訳

これについては使っている人がほとんどだと思いますがこれも紹介します。 好きな日本語を入力すれば英語に翻訳してくれる、あるいはその逆をしてくれる翻訳機です。

 

翻訳をしてみた結果の例。上手く翻訳できた方だが、ファイル名などが長くて読みにくい。

 

使う場面は多くありますが、例えばWEBページの全文翻訳をしたけれど、なんか変だから一部だけ翻訳したいとき。 英文の途中に改行が入っている時などは変な翻訳になりがちです。 この時は文章をコピー、改行を探して消すなど編集してから翻訳すると上手く翻訳できるケースがあります。

 

他にも、作業の間に遭遇したエラーメッセージやログが英語で読めないとき。 この場合もまるごとコピペして翻訳結果を見たり、 文章の一部を消したり、改行を処理して結果を見たりします。 ファイル名、変数名、関数名などは変な解釈をされがちなので、「A」などと置き換えて翻訳することが多いです。

 

ファイル名を「A」や「B」に変更してみた例。読みやすくなるのがわかる。特にエラー文は原文ママで翻訳することは少ない印象。

 

あとは、変数や関数の命名をする時に「これ英語でなんて言うんだ?」となったとき。 単語・熟語だけを入力して翻訳すると、類語や使用頻度などを一緒に教えてくれます。 なのでこれを利用して「どの単語を使おうか?」と考えることが多いです。 単語を決めたらその単語で文章を作ってみて、想定通りの日本語に翻訳されるかも見るとGoodです。 また、この用法については後に紹介する「Codic」も便利なのでぜひ参考にしてください。

 

3. Simple Translate

Simple Translate は、Google Chrome 向けに提供されている拡張機能です。

 

Google翻訳APIを利用したChrome拡張。なので翻訳の精度も優秀。

 

WEBサイトは全文翻訳だけで読める場合がほとんどですが、中には翻訳のせいで読みにくくなるサイトもあります。 サンプルのコードの中身まで翻訳されてしまうケースや、アプリの名前まで翻訳して文章がおかしくなるケース、などなど…… あとは誤訳するケースも少なくないです。

 

そんな時は、日本語訳したサイトと原文ママのサイトを横に並べて、見比べながら読んだりするのですが……。 結局英語を読まなきゃいけない! そんな時に役立つのがこのChrome拡張です。

 

インストールした後の使い方はカンタン。 日本語訳したい文章を範囲選択して、ホップアップされるアイコンをクリックするだけ。ほとんど瞬時に、選択した部分の日本語訳をホップアップで表示してくれます。文章全体で翻訳するとヘンだけど、一部で翻訳すれば正しい。 みたいなことはよくありますから、このツールは非常に強力です。

 

Simple Translate を有効にした状態でテキストを選択すると、赤枠部分のボタンが出てくる。

ボタンをクリックすると、赤枠部分のように訳文が表示される。待つことも無いので便利。単語だけ翻訳すると訳文の代わりに辞書形式で表示してくれる。

 

 

  何より、Google翻訳にいちいちコピー&ペーストして翻訳しなくていいのが非常にありがたい。

 

4. Codic

codic のTOPページ。「ログイン」とは書いてあるが、会員登録しなくても充分使える。

 

なんと、関数・変数のネーミングを考えてくれるWEBアプリです。 ちゃんとプログラマ向けの出力にしてくれるスグレモノ。

 

私はGoogle翻訳で方向性を決定してから、「どうにも長いな」「しっくりこないな」と感じた時に使うサブのツールとして使っていますが、 慣れない人は最初から使うのも大いにアリだと思います。

 

翻訳画面。このようにいい感じの関数名に変換してくれる。

キャメルケースなどの記法にも対応している。ヘッダにある「aA」の文字列から切り替えできる。

 

 

  なんとVSCode拡張やAtom拡張なども提供しています。神。

 

5. Do people say

最後に紹介するのは、英語の「例文検索」のWEBアプリです。

 

フレーズを入力するとSNSから文章を検索してくれる英語サイト。引用元に直接アクセスすることも出来る。

 

フォームに単語や熟語、文章を入力すると、それが実際どのように使用されているか見ることができます。 ここで表示される文章は、英語圏で主に使用されているSNS「Reddit」が中心になって構成されています。 なので例文が山ほど出てきます。辞書のサイトに勝る点ですね。 Reddit は日常的に交わす会話から専門的でニッチな会話まで繰り広げられている場所ですから、信頼できるソースだと思います。

 

特に単語は、辞書的な意味を読んだだけでは「実際どんなニュアンスで使われるのか」がわからないケースが多いです。 Google翻訳などで知った知らない言葉などはここで「どう使われているか」を確認すると良いです。

 

この作業をするときは、記事前半で紹介しているChrome拡張の「Simple Translate」が非常に役に立ちますね。 ぜひ併せて使ってみてください。