Claude Coworkに営業を任せてみた

Claude Coworkに営業を任せてみた

投稿日:2026年8月24日 / 更新日:2026年8月24日

こんにちは。システム開発部のkyoです。
今年の2月から、開発と並行して営業も担当しています。
弊社には営業の専任がおらず、開発案件のマッチングサイトで案件を探してエントリーする作業を私が行っています。
営業の流れを工程に分けて、1つずつClaude Coworkに渡していきました。今回はその内容を紹介します。
なお、案件情報の取得やエントリー文章の作成にAIを使うことについては、マッチングサイトの運営に確認して許可をいただいています。

営業の流れを工程に分ける

まず、案件を探してから提案するまでを次の5つに分けました。

工程作成するもの
案件を探す案件情報
エントリーエントリー文章
商談前先方への送信文、質問チェックリスト
商談後議事録、提案概要、工程別概算
提案提案スライド(pptx)

工程ごとに成果物を決めて、1案件につき1フォルダにまとめています。

input/
├── templates/   ← エントリー文章などのテンプレート
├── docs/        ← 営業フロー、自社の実績・強みをまとめたファイル
└── cases/       ← 案件フォルダ(年/月/日/案件名/)
    └── 2026/04/09/ECサイトの構築/
        ├── 00_案件情報.md
        ├── 01_エントリー文章.md
        ├── 02_チャットログ.md
        ├── 03_質問チェックリスト.md
        ├── 04_議事録.md
        ├── 05_提案概要.md
        └── 06_工程別概算.md

前の工程で作ったファイルが次の工程の材料になるため、同じフォルダに置いています。商談後の議事録を作るときは、その案件のチャットログや案件情報も参照してもらいます。

案件を探す

案件を探す作業は、Coworkのスケジュール実行に任せています。
Claude in Chromeでログイン済みのブラウザを操作し、次の流れで動きます。

  1. マッチングサイトの新着案件一覧を開く
  2. 処理済みの案件IDを記録したJSONファイルと照合し、新着だけを抽出する
  3. 自社で対応できる内容か、過去にエントリーした案件と近いかを見て優先度を判定する
  4. 案件フォルダを作成し、案件情報とエントリー文章を保存する
  5. 結果をMattermostに1案件1メッセージで投稿する

Mattermostには次の形式で届きます。


### ○○業向け受発注管理システムの開発
* URL:(案件ページ)
* 優先度:高
* 理由:Web受発注システムのフルスクラッチ開発のため

(続けてエントリー文章)

案件の投稿は不定期のため、以前は業務の合間にサイトを開いて確認していました。
開発の作業中に手を止めることも多かったです。
今は通知が来たときだけ見ればよくなったので、新しい案件が出ていないかを気にせず、他の業務を進められるようになりました。

エントリーする

エントリー文章は、案件情報と、自社の実績をまとめたファイルをもとに作成してもらいます。Mattermostの通知に文章が付いているため、内容が案件と合っているか、実績の書き方に誤りがないかを確認して、直したいところがあれば指示を出して作り直してもらっています。

商談の前後

エントリー後にやり取りが始まったら、チャットの内容をフォルダ内のファイルに貼り付けて、商談で聞くべきことをチェックリストにしてもらいます。
商談が終わったあとは、話した内容をもとに議事録と提案概要、工程別の概算を作成します。
提案スライドもpptxで出力しています。

人が判断すること

作業を任せる範囲を広げたぶん、指示には制限を入れています。
マッチングサイトは閲覧するだけにして、エントリーの操作はさせていません。
内容を確認したうえで、エントリーするかどうかは自分で判断しています。

まとめ

案件を探し、内容を読んで対応できるか判断し、エントリーするまでの一連の作業に、以前は1日3時間ほど使っていましたが、今は30分ほどで終わっています。
営業のように手順が決まっていない業務でも、工程に分けて成果物を決めれば、多くの部分を任せられると感じました。他の業務でも、同じように分けていけば活用できそうです。

最後までお読みいただきありがとうございました!

この記事を書いた人
kyo
システム開発部のkyoです。 普段PHPを用いて開発を行っています。最近は、プロジェクトリーダーも務めています。