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ChatGPTとhoarderを連携して無料で自分用のブックマークも自動カスタマイズしちゃおう

ChatGPTとhoarderを連携して無料で自分用のブックマークも自動カスタマイズしちゃおう

システム開発部の前野です。いつもウェブネーションのコーポレートサイトへご訪問頂きありがとうございます。

ジトジトとした季節から一転、梅雨明け宣言が来ましたね!個人的には気温はやや低め、湿度は高めの季節ではエアコンがあれば解決できたので、キャンプや車中泊だとスポットクーラー+冷凍ペットボトルの併用で快適に過ごすことができましたが、今後は夜間でも気温が30度になって行くので、スポットクーラーでも太刀打ちできず、必然と標高の高いところまで行動範囲が伸びそうです。

さてそんなキャンプ好きのワタシとしては、昨日までのPrimeセールはグッズを集める場所でしたが、今回は完全にスルーしてしまいました。
普段ならキャンプグッズをチェックしていますが、ほとんど必要なアイテムは揃ってしまっていて、万が一の災害時にも使えるという理由から「テント」「タープ」「シュラフ」「コット」に至っては予備もあるくらいなので、たまにはロテーションで使わないと断捨離させられそうです。。。。

そんなキャンプも最近は効率重視で、暑い中の調理も体力を奪われるので、コンビニですぐ食べれる冷やしラーメンを、火を使うようなものでもお湯で温めるレトルトカレーやスープが定番だったりします。レトルトと言えば、成城石井のカレーがスパイスたっぷりでアウトドアにピッタリでしたので、私と同じずぼら飯派は是非お試しください。

今回はhoarderというブックマーク管理ツールの紹介です。

話が脱線してしまったので、本題に戻します。以前Linkwardenというブックマーク管理ツールを紹介しましたが、完成度がイマイチだったので他ツールを求め続けていたらぴったりのツールを発見し、乗り換えまで完了してLinkwardenのコンテナは落としました。

hoarderはブックマークを管理するオープンソースソフトウェアですが、ブックマークを登録すると同時にサイトがオフラインでも読めるようテキスト形式でも保存してくれます。ここは以前紹介したLinkwardenとも似ていますが、こちらは残念ながらスクリーンショット形式、PDF形式には非対応という違いがあります。

導入方法はほぼ同じで、こちらはdocker-compose.ymlファイルを落として.envファイルに必要設定を書き、docker-composeで立ち上げるだけです。

# Docker Composeファイルの取得
$ wget https://raw.githubusercontent.com/hoarder-app/hoarder/main/docker/docker-compose.yml

# 設定ファイルの作成
$ vi .env
========================================
HOARDER_VERSION=release
NEXTAUTH_SECRET=super_random_string
MEILI_MASTER_KEY=another_random_string
NEXTAUTH_URL=http://localhost:3000
========================================

# Dockerで立ち上げ
$ sudo docker-compose up -d
実際の画面、自宅にあるraspiにtailscale経由でアクセスして使っています。レスポンシブ対応でスマホからもアクセスできます。

主要な機能使用例
ユーザー管理(IDとパスワードを使って複数人で利用可能)
カテゴリ機能「オープンソース」とカテゴリ管理が可能
サブカテゴリ機能「オープンソース」→「Github」と階層構造で管理が可能
タグ機能「# PostgreSQL」の形で、リンク先ごとにタグの設定
API機能iOS、Androidアプリと連携
ChatGPTと連携ChatGPT(OpenAI)と連携し、サイトから情報を収集しつつタグを自動生成
Linkwardenと比較したhoarderの強み、基本機能は同じですが、ChatGPT(OpenAI)に対応しているのが大きな違いです。

基本的な機能は上記の通りですが、先ほど作成した.envファイルに以下を追記してコンテナを再起動すると・・・

# 設定ファイルに以下2行を追加、最初の4行はデフォルト設定です。
$ vi .env
========================================
HOARDER_VERSION=release
NEXTAUTH_SECRET=super_random_string
MEILI_MASTER_KEY=another_random_string
NEXTAUTH_URL=http://localhost:3000
OPENAI_API_KEY=sk-proj-****ChatGPTのAPIキー**** ←追加
INFERENCE_LANG=japanese ←追加
========================================

# Dockerコンテナの再起動
$ sudo docker-compose down
$ sudo docker-compose up -d
タイトルタグを解析してくれるだけでなく、サイト内の文章から自動でタグ付けを行ってくれます。

なんとChatGPTと連携することで、サイトを解析し、自動的にタグを生成してくれるんです!

タグの生成に使われるモデルは「GPT-3.5 Turbo」なのでお財布に優しい仕様。1000サイトでおよそ170円くらいでした。

Linkwardenも便利でしたが、Androidでの使い勝手の悪さを改善していたり、Chromeからのインポートに対応していたり(Linkwardenの場合はバックアップ・リストアのみ)、サイトを解析して自動でタグを生成してくれるhoarderを今回は評価したいと思います。皆さんも是非活用してみてください!

この記事を書いた人
大樹前野
maeno
株式会社ウェブネーションの取締役です。ある時はうどん屋の皿洗い、ある時はサービス運営チームのメンバー、ある時はクラウド環境の設計を担当するバランス型なキャラですが、唯一プログラミングだけ苦手です。3度の飯よりドライブが好きで、週末に安心してドライブを楽しむために日々自動化の技術に取り組んでいます。