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Androidアプリ公開時にGoogleからリジェクトを受けた話

Androidアプリ公開時にGoogleからリジェクトを受けた話

皆さんこんにちは、開発チームの山下です。

現在開発中のコミュニケーションアプリのリリース審査で思いの外時間を取られました。
iOSアプリの審査が厳しくなかなか承認されないことはよくあると思いますが、昨今ではAndroidアプリの公開も審査が年々厳しくなっており以前はアプリ公開後の審査だったのが最近では事前審査の形を取るようになっています。
また、審査にかかる時間も7日(営業日)程度かかるようになっているようでリリース日が決まってるような案件ではある程度余裕を持ってのぞまなければいけません。

なぜ承認されなかったのか?

アプリケーションはWEB版がすでに存在しておりそれを取得し表示する所謂WebViewを利用したアプリです。
Googleからの指摘内容は以下でした。

お客様のアプリには、ウェブ表示スパムやアフィリエイト スパムに関するポリシーを遵守していないコンテンツが含まれています。

なんとアプリいきなりスパム認定されてしましました・・・なんでやねん!ということでGooglePlayConsoleのガイドラインを調べたところ。
アプリケーションからHTTPアクセスするドメインの所有・管理権限を証明してくださいと言うことで、Googleからしたら勝手に他人のサービスを騙ってアプリをリリースされては困るということですね。

こちらについて証明するための「事前通知フォーム」が用意されていたのでドメインの所有権を証明するためにGoogleSearchConsoleのユーザー権限画面のスクリーンショットを送信したところ約2日ほどで審査が再開しました。
WEBビューで取得する仕組みのアプリではおそらく毎回指摘されるとおもわれるので事前通知フォームにドメインの所有証明を送るのは必須となりそうですね。

更に指摘を受ける

ようやく審査が再開しましたがGoogleから更に指摘を受けました。

お客様のアプリ内にユーザー作成コンテンツ(例: チャットトーク機能など)が実装されている場合は、アプリを送信する前に、ユーザー作成コンテンツのポリシーをご確認されることをお勧めいたします。例えば、

・ユーザーがアプリの利用規約やユーザー ポリシーに同意しない限り、ユーザーが UGC を作成またはアップロードできないようにします。
・不適切な UGC やユーザーについて報告するためのアプリ内システムを提供し、報告された UGC やユーザーに対して適切な措置を講じます。
・UGC やユーザーをブロックするためのアプリ内システムを提供します。

こちらを見る限りユーザー間のやり取りにも厳密な規約を設ける必要がある様子、
もともとユーザー初回ログイン時に利用規約を表示する仕組みになっており初回ログイン済みのテストアカウントを渡していたのでユーザーを初期化することで回避しました

まとめ

今回の件は現在進行中でまだリリースされていないのですがここまでで約10日ほどやり取りが続いています。
昔はAndroidアプリは審査もなく即日で公開できていたのですが(リリース後の差し止めはありましたが)、現在ではかなり厳密に審査がされている様子で正直驚いています。
今後はAndoroidアプリのリリースにもある程度余裕をもって申請をしなければならないと感じました。

この記事を書いた人
yamashita
yamashita
株式会社ウェブネーションのウェブデザイナー兼フロントエンドエンジニアです。最近はAIチャットやAI画像生成の研究などもしています。