Claude Coworkに営業を任せてみた
こんにちは。システム開発部のkyoです。
今年の2月から、開発と並行して営業も担当しています。
弊社には営業の専任がおらず、開発案件のマッチングサイトで案件を探してエントリーする作業を私が行っています。
営業の流れを工程に分けて、1つずつClaude Coworkに渡していきました。今回はその内容を紹介します。
なお、案件情報の取得やエントリー文章の作成にAIを使うことについては、マッチングサイトの運営に確認して許可をいただいています。
営業の流れを工程に分ける
まず、案件を探してから提案するまでを次の5つに分けました。
| 工程 | 作成するもの |
|---|---|
| 案件を探す | 案件情報 |
| エントリー | エントリー文章 |
| 商談前 | 先方への送信文、質問チェックリスト |
| 商談後 | 議事録、提案概要、工程別概算 |
| 提案 | 提案スライド(pptx) |
工程ごとに成果物を決めて、1案件につき1フォルダにまとめています。
input/
├── templates/ ← エントリー文章などのテンプレート
├── docs/ ← 営業フロー、自社の実績・強みをまとめたファイル
└── cases/ ← 案件フォルダ(年/月/日/案件名/)
└── 2026/04/09/ECサイトの構築/
├── 00_案件情報.md
├── 01_エントリー文章.md
├── 02_チャットログ.md
├── 03_質問チェックリスト.md
├── 04_議事録.md
├── 05_提案概要.md
└── 06_工程別概算.md
前の工程で作ったファイルが次の工程の材料になるため、同じフォルダに置いています。商談後の議事録を作るときは、その案件のチャットログや案件情報も参照してもらいます。
案件を探す
案件を探す作業は、Coworkのスケジュール実行に任せています。
Claude in Chromeでログイン済みのブラウザを操作し、次の流れで動きます。
- マッチングサイトの新着案件一覧を開く
- 処理済みの案件IDを記録したJSONファイルと照合し、新着だけを抽出する
- 自社で対応できる内容か、過去にエントリーした案件と近いかを見て優先度を判定する
- 案件フォルダを作成し、案件情報とエントリー文章を保存する
- 結果をMattermostに1案件1メッセージで投稿する
Mattermostには次の形式で届きます。
### ○○業向け受発注管理システムの開発
* URL:(案件ページ)
* 優先度:高
* 理由:Web受発注システムのフルスクラッチ開発のため
(続けてエントリー文章)
案件の投稿は不定期のため、以前は業務の合間にサイトを開いて確認していました。
開発の作業中に手を止めることも多かったです。
今は通知が来たときだけ見ればよくなったので、新しい案件が出ていないかを気にせず、他の業務を進められるようになりました。
エントリーする
エントリー文章は、案件情報と、自社の実績をまとめたファイルをもとに作成してもらいます。Mattermostの通知に文章が付いているため、内容が案件と合っているか、実績の書き方に誤りがないかを確認して、直したいところがあれば指示を出して作り直してもらっています。
商談の前後
エントリー後にやり取りが始まったら、チャットの内容をフォルダ内のファイルに貼り付けて、商談で聞くべきことをチェックリストにしてもらいます。
商談が終わったあとは、話した内容をもとに議事録と提案概要、工程別の概算を作成します。
提案スライドもpptxで出力しています。
人が判断すること
作業を任せる範囲を広げたぶん、指示には制限を入れています。
マッチングサイトは閲覧するだけにして、エントリーの操作はさせていません。
内容を確認したうえで、エントリーするかどうかは自分で判断しています。
まとめ
案件を探し、内容を読んで対応できるか判断し、エントリーするまでの一連の作業に、以前は1日3時間ほど使っていましたが、今は30分ほどで終わっています。
営業のように手順が決まっていない業務でも、工程に分けて成果物を決めれば、多くの部分を任せられると感じました。他の業務でも、同じように分けていけば活用できそうです。
最後までお読みいただきありがとうございました!