Claude CodeにSuperpowersを入れてみた
久々のブログです。こんにちは。開発チームの前野です。最近ブルーベリーに力を入れていて、もうすぐブルーベリーの育成シーズンに入るので、先日は5000本ほど育てているブルーベリー農家直伝の技を教えてもらいに行きましたが、自宅とは10度ほど違うくらいに寒い場所なので、剪定をし続けていたらどうも風邪を引いてしまったみたいです;;
さて、本日のお題はClaude Codeのプラグイン「Superpowers」についてです。
最近はAI駆動開発も当たり前と言って良いほどに、コンセプト開発はバイブコーディングする機会も増えてきました。現在弊社ではClaude Codeが自動的な部分を、人間は主にCopilotを活用するスタイル、あとは一部でCursorも使っていますが、できれば将来的にはClaude Codeに1本化できればと考えています。
そんな中プログラミングスキルの熟練度と同様に、AIの活用熟練度で成果物が左右されやすくなってきているのも事実です。そこでスキルを通じて自動化業務のうち、エンジニアでも見落としがちな重要な要素を強制化できるという噂の「Superpowers」を試してみました。この思想は熟練エンジニアと初心者エンジニアが協調して一緒に仕事ができるよう、同じ品質のコードを書けるという目的から弊社がCakePHPを採用する理由に割と近く、今回の検証において「Superpowers」はそういう思想を引き継いでくれていると感じました。
もちろん技術の選定や設計にはどうしても人間が介在する分、技術者ならではのスキルや経験則が求められますが、大規模ではないプロジェクトや、コンセプト系において安心して任せることができる頼もしいパートナーと言えるでしょう。
さて、前置きが長くなりましたが、「Superpowers」はClaude Code用(厳密には他のツールでも利用可能)で、いくつかのフェーズで構成されています。(インストール方法は割愛させていただきます)
▼フェーズ1:ブレインストーミングというスキル
以下をほぼ全自動で行ってくれます。人を介在する部分は後述する1で、QA形式で聞いてくれたり、案を出してくれたりします。既存プロジェクトでも仕様書と実際のコード不一致を検出することにも使えるので、個人で作業途中のプロジェクトに対しても良い意見を出してくれました。
- ブレインストーミングをする
- ブレインストーミングから設計ドキュメントを(docs/superpowers/specs)作成する
- 設計ドキュメントが完成したらレビューし、問題点があれば設計ドキュメントへフィードバックする
- フィードバックの修正が完了したら再度レビューをする
- レビューが完了したら設計書をGitにコミットする
ここまでで約10分程度と言ったところです。

トークン量の消費が激しくなりますし、ブラウザーでローカルサーバーを立てて選択する操作となりますので、好き好きや向き不向きそれぞれありますが、ビジュアルコンパニオンは幅広い情報量の中から最善の選択肢を選ぶことができるツールとして個人的に気に入っています。
▼フェーズ2:実装計画の作成というスキル
このフェーズでは前提となるブレインストーミングのスキルを抜け、実装計画へと進みます。
- フェーズ1で作成した設計書と既存コードにズレがないかを照らし合わせ
- 実装計画書(docs/superpowers/plans)を作成
- 実装計画書が完成したら専用のスキル(superpowers:code-reviewer(Review implementation plan) )を用いて計画書のレビューを実施します。
- レビューの指摘は結構厳しく、フェーズ1で頑張って作った内容に曖昧な内容をより具体的に書き換えますので、ここはそこそこ時間がかかり、約15分程度かかります。
▼フェーズ3:実装というスキル
実装というと作業だけのように聞こえますが、ここが一番重たい作業で、AIの使用量をガッツリ奪います。
- スキル(superpowers:subagent-driven-development)を呼び出し
- 作業ブランチを作成し、タスクリストを準備
- 各タスクの実装は策定した実装計画のボリュームに応じてモデルを使い分けます。HaikuやSonnetなどが規模に応じて自動選択されます。
- 少し前は競合することもしばしばありましたが、最近のアップデートで並列実行とタスクが順番を待つ動作をしてくれるようになり、競合も滅多に起きなくなりました。
- 作業が完了したら必ずコードレビューをスキルで(superpowers:code-reviewer(Spec review: store tests))行い、テストを必ず通過することを確認します。
- 確認後mainブランチにマージするか、PRを作成するかを聞いてきますので、回答をして完了となります。

ここに「Superpowers」のコンセプトが生きる箇所がもう1つ出てきます。
AIはよく仕様書通りに作ったと言いながら、実装が漏れていたりする人間らしさ(笑)がありますが、各工程でチェックを通すことで、漏れを極力なくすような設計となっておりテストを必ず通過することを担保するテスト駆動開発の強みが出ています。
ここまででおよそ15分程度、合計で45分程度の所要時間でしたが、実装の際は常に並列で動作するので、プランの使用量を見るとMAXプランでも一気に削られます。

上記一連のスクリーンショットの内容では各サブエージェントが15個のタスクを実行し、最後の16個目のタスクで64個のテストを実行後、「superpowers:code-reviewer(Spec review: store tests) 」を実行してテストを通過したことを確認し、16ファイルの変更と1159行の追加でgitのマージをしておりました。
余談
上記プロジェクトとは別にGodotプロジェクトを作っていて、メモリ64GBだけど、生成性能が良くないPC(3s/it)で最近Stable Diffusionでキャラ画像をローカルで生成する作業にハマってしまっていて、どうしても時間がかかってしまうのと、安定しない課題にぶち当たっていました。

そこでスペック不足を補いつつ、安定性も枚数も確保するズル技として、高画質のファイル1枚で最大4つの表情を作って生成キャラを指定するSeedと表情を指定するSubSeedにより最適解を体当たりで寝ている時間にバッチ処理でひたすら作りまくるという体当たり的なことをしていたら、あっという間に3連休が溶けてしまいましたとさ。。。。。