mixhostを使ってみました!
ここのところ案件のリリースラッシュでプログラマーではない私も毎日コードをコミットするようになりましたが、CakePHP2から使えるようになったHash::Combineの便利さに最近感動しているシステム開発部の前野です。いつもウェブネーションのコーポレートサイトへ訪問頂きありがとうございます。
作業者のスキルを平坦化する=無茶な書き方をしない=という点から、前職からCakePHPにはお世話になっていましたが、プログラミングの苦手意識がある私にぴったりのHash::Combineの便利さに感激しました!!
さすがにノンプログラミングとまではいきませんが、直感で扱えるHashクラスには感動するくらいぴったりでした。皆さんも是非お試しください。
さて、今回はレンタルサーバーのお話です。メインはIDCフロンティアやAWSをクラウドサービスとして使っていますが、単発系案件で継続的な保守を必要とするクラウドサービスを勧めるわけにもいかないため、レンタルサーバーも弊社では併用しています。
容量無制限のCPIは弊社でも使っており、大手企業様のご案件でも見かけますが、UNIXの感覚が個人的に苦手で、主な単発でのご案件は個人でも利用しているエックスサーバーが中心となっています。
・・・が、今回はちょっと要件が特殊だったため、mixhostというレンタルサーバーを使ってみました。というお話です。
mixhostとは?
mixhostは商用OKのレンタルサーバーの一つで、サーバーは一般的なLinuxサーバーをベースとしていますが、CloudlinuxというCentOS7をベースとしたリソースがユーザーごとに独立化されているのをウリとしたOSを基盤にしており、ApacheやNginxでもない、Litespeed HTTP Serverをミドルウェアを採用しており、他とは少し異なった特徴を持っています。
サービスベンダー | OS | ウェブサーバー | CPU | メモリ | ディスク容量 |
mixhost | cloudlinux | Litespeed Web Server | Xeon E5-2650 v4 2.2GHz(12C24T) x2 |
256GB | 150GBから(SSD) |
エックスサーバー | Ubuntu 16.04? | nginx + Apache httpd | Xeon E5-2640 v4 2.4GHz(10C20T) x2 |
196GB | 200GBから(SSD) |
mixhostとエックスサーバーの速度を比較してみた。
ドメイン数無制限、商用OK、アダルトコンテンツOKなど制約が少ないということで、遅いイメージが強いですが、http_pingを使って速度測定を行ってみました。
IDCフロンティア→エックスサーバー
seq=0 time= 53.56 ms
seq=1 time= 24.79 ms
...
seq=10 time= 26.77 ms
最小/平均/最大 = 24.2/33.7/84.7 ms
IDCフロンティア→mixhost
seq=0 time= 87.97 ms
seq=1 time= 11.70 ms
...
seq=10 time= 12.06 ms
最小/平均/最大 = 10.4/24.4/90.6 ms
AWS→エックスサーバー
seq=0 time= 19.32 ms
seq=1 time= 19.16 ms
...
seq=10 time= 20.17 ms
最小/平均/最大 = 17.6/20.5/31.4 ms
AWS→mixhost
seq=0 time= 82.10 ms
seq=1 time= 6.81 ms
...
seq=10 time= 7.80 ms
最小/平均/最大 = 6.8/14.5/82.1 ms
エックスサーバーの場合、0.02秒から0.03秒のレスポンスで安定した速度に対し、mixhostではレスポンスのブレは若干ながらありますが平均を取っても0.01秒から0.02秒と素早い速度での応答となりました。
特にAWSとmixhost間では最小値が0.01秒を切るなど、同一アベイラビリティゾーン内でしか実現できないような高速なレスポンスを実現しており、さすがLitespeed Web Serverと言ったところでしょうか。
管理画面の使いやすさは?
ここは主観が入ってしまいますが、エックスサーバーの方が使い易いと感じています。mixhostは細かい設定までできるものの、cPanelという海外の管理パネルが使われており、不必要な設定項目まで表示されてしまうことなどがあります。
(エックスサーバーの管理画面)
(mixhostの管理画面)
ですが、逆に色々使いこなしたい方にはありかもしれません。是非ともお試しあれ。