定番プラグイン!BackWPupの導入を忘れずに!
息子が今年から小学一年生になり、毎朝通学団の集合場所まで連れて行くため朝7時起きという生活が先週から続いている前野です。こんにちは。
コロナという事もあり最近は家族で桃鉄をやる機会が増えてきました。子供は頭が柔らかいのかどんどん吸収していくので、桃鉄で見るような小学生には難しめの漢字(新幹線カード)とかもどんどん覚えていきますね。ちなみに100年とかやってて、現在私はゴールから30マスくらいのところでキングボンビーを連れておりまするorz
さて、今日はWordpressの定番プラグインの「BackWPUp」を紹介します。と言ってもインフラ寄りに見たプラグインなので、ちょっと知識に偏りはあるかもしれませんが。。。
みなさんWordpressはバックアップを取っていますか???
WordPressはPHPとMySQLで動く定番のCMSで、弊社サイトを始め、多くのホームページやブログで使われていますが、ちゃんとバックアップは取っていますでしょうか?
Linuxサーバー上でのバックアップと言うと、プログラムや画像等はtar.gzでファイルのコピーを取り、mysqldumpコマンドでデータベースのバックアップを取ることが多いですが、レンタルサーバーに置いたプログラム等のバックアップは取られていますでしょうか?
実はほとんどの方がバックアップを気にしていないと思っているかと思います。
間違ったバックアップの知識
以下はバックアップとしてよく言われる例ですが、これ正しいバックアップ方法なのか是非考えてみてください。
Q1. RAIDを使ってバックアップを取っている
A1. 実はこれ誤った知識です。RAIDはバックアップではない理由として以下が挙げられます。
1. ハードウェアが故障しOSが起動しない場合
2. RAID1構成(ミラーリング)でハードディスクが故障した事に気付かず、2台目が故障した場合。
3. RAID1やRAID5構成で1本目のハードディスクが故障後、交換してリビルド(データの整合性を取ること)中に2本目が故障した場合。
4. RAIDカードが故障した場合
私は1-3を個人で、4を仕事で経験しています。
1は本体故障のパターンですね。故障原因が特定できていれば、該当部品を交換して解消するケースが多いです。
2はTeraStationとかでやっちゃうパターンで、本体のアラート通知設定をしていなかったりで、ハードディスク本体が故障して赤色にLEDが点灯したけど、メールで故障通知飛ばしてなくて気付かないやつです。
3は20年くらい前の大昔ですが、2回くらい経験しました。4台のディスクでRAID5を組み、1本故障中のリビルドで2本目故障というパターンです。
今だとRAID6(2本故障しても耐える)という選択肢もありますが、残念ながら当時はRAID6自体がなかった時代ですね。
4は今まで1回しかないのですが、RAIDカードが故障しちゃうパターンです。DELLだったので、LSIlogicとかが中身だと思いますが、その時使っていたRAIDカードの場合、構成自体をハードディスクに書き込んでいるらしく、RAIDカード交換で解消し、幸いデータのロスもありませんでしたが、RAIDカードによってはデータそのものが飛んでしまう場合もあるかと思います。
Q2. FTPで時々プログラムをダウンロードしている
A2. これは半分正解、半分不正解です。
半分正解と書いたのはHTMLファイルだけのバックアップであればこれで事足りるためです。
逆に半分不正解と書いたのはデータベースは実態のないファイルとして存在するため、Wordpressの場合、フォルダ単位でパソコンにバックアップを取り込んでもデータベースはバックアップされません。
もっとも毎日これを手作業で行うのは面倒なので現実的ではないという点はありますし、誤ってPC側で削除してしまったり、PC側が起動しなくなってしまうと共倒れというケースもあり得ます。
そこでおすすめなのがBackWPupプラグイン
個人的に使い勝手が良くて便利だなという点でおすすめするのがBackWPupプラグインです。
このプラグインの特徴としては、このような機能がある点です。
・毎日定期実行でバックアップが可能 手動の他、wpcronによる定期実行が可能
・1日複数回のバックアップも可能
・エラー時の通知機能 個別にメールアドレスが指定可能
・豊富なバックアップ方法 ローカルバックアップ、FTPバックアップ、S3へのバックアップなど
基本的にやることとしては、以下の流れとなります。
1. プラグインのインストール
2. 一般からバックアップ方法の設定
3. スケジュールから定期実行の設定 *デフォルトは毎朝3時ですが、3時に設定しているユーザーが多数のため、レンタルサーバーの場合は変更を推奨
4. 宛先でバックアップ先の設定
バックアップ先については、以下のようなパターンがありかと思います。
異なるレンタルサーバーを複数契約している場合: FTPで相互バックアップ
AWSを使っている場合: S3に集約
異なるレンタルサーバーを書いた理由としては、ハードウェアの割り当てがレンタルサーバーにより、共通の場合があること、
同一レンタルサーバー会社の場合、ネットワーク障害ではサイトとバックアップ同時にアクセスができなくなる点が挙げられます。
とは言え発生する可能性は天災レベルの時だとは思いますが、そういう保険のためのバックアップではあるので、いざという時にアクセスできる手段があるのが望ましいですね!