2年間で会員数2万人を突破!スキルタウンの今と今後の展開を少しだけネタバレ!
いつもウェブネーションのコーポレートサイトへ訪問頂きありがとうございます。システム開発部の前野です。
7月は私個人的には嬉しい月で、スキルタウンがサービス正式公開から2年間という節目を迎え、会員数2万人という大台を達成しました!!
本当はもう少し前にこのブログをアップする予定でしたが、先週から来週にかけて立て続けのイレギュラーが入ってしまい、ブログ当番をすっぽかす事態を起こしてしまいました。申し訳ございません。
ちょっとだけ自己紹介
会社のブログで個人的な自己紹介をするのもどうかなとは思ったのですが、タイトルの説明するためにも、誰がこのプロジェクトに関わっているか簡単に自己紹介をできればと思います。
私自身、会社では役員の肩書きを持ちつつ、プロジェクトによってはエンジニアでもあり、時にはPMでもあり、時には営業でもありつつ、スキルタウンの運営管理にも携わっていて、立ち位置的にはPMに相当するのかなとは思います。
会社では誰がどの業務かというのを明確化していないため、スキルタウン専任というメンバーはおりませんが、会社全体として開発は10名くらい、運営は6人くらいがスキルタウンに関わっています。
ただ、私が描く会社の理想は全員が円陣を組んでプロジェクトに取り組むことにあり、少なくとも私が管理しているスキルタウンのプロジェクトにおいては、誰が上で誰が下かという上下関係はなく、社員だろうと、アルバイトだろうと、役員だろうと、全員が関わって楽しむ事を仕事のテーマとしており、たまには全員が集まれる日をあえて無理に設けてはブレストをしながら、面白い事ができないかチャレンジ精神を磨いています。
そんな考えに至った経緯としては、今まで多くの会社を見てきたというのもありますが、組織は上の立場の方の考え1つで社風だけでなく、全体の考え方、場合によっては会社の価値そのものが決まってしまう点と、人に与えられた時間は有限である事です。
例えば、上の方が威張り散らすような組織に毎日いれば、提案や意見が言いづらい空気感が生まれ、誰もが意見を言わない会社になってしまい、上の方の意見1つだけで会社全体が回る事になります。
もちろん上の立場の方が常にパーフェクトに物事をこなせば別ですが、人に与えられた時間は有限なので、多くの方が関わり、洗練されたアイデアと、一人の人間が考える意見のどっちが優れているかは言うまでもありません。
意見に対して、対案が生み出されないと洗練された結論にたどりにくくなり、結果的にそのような体制は会社全体にとってマイナスという結果を生み出します。大体そういう組織って、上が失敗すると、何故か現場の責任にされてしまい、その失敗から学ばず、また同じ事が繰り返される経験はあるあるですよね。
なので私としての立ち位置は意見を具現化して実行に移すこと、もしそれが間違った場合でも、フォローをしてあげる事をメインに考えていて、社内でもゴミが溜まっていれば捨てに行くなど、できるだけ社内の子たちが過ごしやすい環境を作れるように心がけています。
話をスキルタウンに戻します
話を戻しますと、スキルタウンはこれやったら面白いんじゃない?というあるメンバーの発案によって生まれたサービスです。
市場らしい市場もなく、需要はあるのだろうか?あ、これやってみよう!という毎日を繰り返し、手探り感は否めませんが、せめて旗振り役だけは計画性をもって、面白いサービスを作ってみよう!と考えてから2年が経過し、ようやく市場ニーズの認識が生まれてきたと感じています。
ただ、闇雲にやってもうまく行かないのは事実なので、私の場合は年間計画を元に、3ヶ月毎に見直しをしながら事業の行動計画をチームメンバーと一緒に練り、チーム一丸となってサービスを盛り上げていこう!という考えで行動しています。
具体的にはどういう事でしょうか?
行動計画とは?
まずは事業のコンセプトを考え、ビジョンや目標を練っていきます。
無計画で進めても毎日サイコロを振って当たり外れの博打を打つのは決して利口ではなく、時には経営的な考えを含めながら、「自分はこうしたい!」という意見を練って、形にしていきます。
年間計画を練ることで、色々とアイデアが膨らんでいき、具体的な計画が決まってきます。
次に分析です。
業界のトレンドや、市場規模を見て微調整を図ります。
どんなに優れている事業でも、リスクと常に隣り合わせでは意味がなく、同じように市場が小さいところに参入する事もまたリスクです。どのようなリスクが潜んでいるのか、競合他社の動きは何か、自社はどう立ち回るべきかなどを考えていきます。
3つ目に自社の強みや優位性について考えます。
どんなに優れたアイデアがあっても、実行不可能では意味がありません。
例えば「こんなコンセプトの介護サービスを事業として始めよう!」と思っても、介護関連のサービスには知識や経験だけでなく、ケアマネやサ責を始めとする有資格者を前提に成り立っており、介護保険を始め、求められる知識も様々です。
面白いアイデアがあっても、スタッフ不在など協力できるメンバーがいなければ実現性が無いのと同じです。
例えば我々ウェブネーションの強みを参考例として挙げるなら、自社で全ての物事を完結することを1つの強みとしており、日常業務として多くのサイトを管理している事から、幅広いサイトの情報を元に傾向を分析したり、その経験を生かして広告やSEO対策の結果を活用したり、同時に開発会社でもあるので、リソースの余力を元にプランニングして、新しい機能を盛り込んでみたりなど、小回りが効く動きを得意としています。
最後にスケジュールです。
やろうやろうと思っても、「いつまでに」「誰が」「何を」「どうして」という情報が欠けていれば、明日から本気出すとか、来年から本気出すと言うのと同じです。
このような内容を主体として、事業の年間計画を練りつつ、状況に応じて少しずつ軌道修正を行うことで、イレギュラーに対しても対処できるよう常に身構えることができます。
指標をハッキリと打ち出す
湯水のようにお金を生み出す方法があれば、無計画にとりあえずやってみよう!という方法論が成立するかもしれませんが、やはり計画性が求められます。
ここではKPIと言わずに予測と実績という言葉を用いますが、来月はこうなる、再来月はこうなるという予測と実績で答え合わせを行います。具体的な指標としてはウェブサイトで言えば、売上や、会員登録数、もっと掘り下げていくとリピート率やアクセス数などが指標として挙げられます。
理想と現実を見ながら、私の場合は3-4ヶ月に1回程度、予測の見直しをして調整をしていますが、3ヶ月単位のスパンで先を見通して、自分ならこうなると思う。でもこれが足りない。という客観的な見方をして、何が欠けているのか、どうしたら良いのかというパズルを組み合わせて行動計画を立てていきます。
イレギュラーな要素に振り回されるようなサービスでは、予測が難しいかもしれませんが、逆にイレギュラーな要因とは何かをとことん掘り下げていくと、この時期にはイレギュラーが発生する可能性が高い。だから、こういう施策を打ち出そうという先行指標的な考えができると思います。
チームビルディングでは遅行指標とか先行指標とか難しい言葉もあり、現実的に実践する事も難しいのは事実ですが、組織とは人の集合体でできているので、周辺を巻き込んでチームとして取り組むことが望ましいです。
そのためには、旗振り役がどういう結果を出すかという目標(WIG)を立て、具体的にいついつまでに成果を出すか(遅行指標)、この時期にどういう行動(先行指標)を取るのかを決めていくのも方法の一つです。
そしてそれをメンバー1人1人が毎日の行動で、目標を達成できたか or できなかったかを○/×で表し、その結果を週1ペースで話し合って軌道修正をする事で、目標をどのように達成するかをチームで取り組んで行くことが理想なのかなと考えています。
ある会社さんでは、日常業務が毎日同じ事の繰り返しで、モチベーションの維持が会社の課題とお聞きしました。このように目標を決めて行動することや、その見返りとして、これらの結果を査定に加えることで、離職率の軽減を目指されているとのことで、参考にさせて頂いております。
数字を把握する
最後に重要な要素として数字を把握することです。
そんなの事務や経理がやってくれるじゃん!と思うかもしれませんが、毎月の売上、利益、原価計算などを行い、実績を把握し、推測からズレを修正することです。
例えば「この時に打った広告の成果が出ただろうか」、業務を効率よく回すために、こういうサービスを活用してみようか、このタイミングで予定外の余力が生まれたから、還元をするためのキャンペーンを実行してみようかといったアイデアを具現化することができますし、先ほど挙げた予測と実績の答え合わせをすることによって、方向性が間違ってないかどうか軌道修正を入れることができますし、具体的な数字を根拠に手数のバリエーションを増やすことができるようになります。
これまで長々とお話をしましたが、年度末のスキルタウンは会員登録数3万人という大台を達成するのが私の今年度の目標ですし、どうせならもっと面白い事をやってみたい!という考えをもって今後もあっと驚くような行動計画をチームと一緒に立てていきたいです。
さて、そんな考えを具体化するために、面白い事をやってみよう!という考えで計画をしてきたアイデアについて、スキルタウンでは、2周年と会員登録数2万人達成を記念して、7/15から8/15まで出品情報をシェアして抽選でコーチングを無料で受ける事がきるキャンペーンを実施しています。
そして次回は別の取り組みとして1つ面白い発表をできればと考えていますので、また来週をお楽しみに!