博物館へ行こう
レッツゴーミュージアム!
こんにちはSGKです。
今回は名古屋周辺の博物館の紹介をしたいと思います。
実は最近古墳にはまっており、「レッツゴーオールドトゥーム!」とか書こうと思ったのですが、
地味にまとまりそうだったので、博物館を挙げつつ関連する古墳の紹介などもしちゃいます。
名古屋市博物館
名古屋の考古学の終着点、名古屋市博物館です。
名古屋市で発掘されたものは大体ここに収蔵されています。
縄文から近代までの展示品があり、種類・情報量の多さなどとりあえず行っとけ的な安心感。
展示品で一つ言うなら、「複製」と表記されているものがそこそこある事です。
本物が収蔵されているにもかかわらず劣化を防ぐためか、銅鏡などの青銅器は複製品の展示が多いです。
別フロアで特別展示や催事なども行われるため、それらのついでに行くのも良いかと思います。
入場料は300円で、駐車場有で駅・バス停などが近いのでアクセスもしやすいです。
また周辺は商店街となっており、おしゃれなスイーツ、カフェ、ノスタルジックな市場など町ブラにも良い場所です。
最寄りの古墳は八高古墳ですが、大学構内にあるため立ち入りに制限がある場合があります。
少し遠いですが、鶴舞公園に近い東海地区最大級の円墳、八幡山古墳もおすすめです。
円墳の周りをぐるっと一周するとパワーがもらえそうです。春は桜がキレイです。
体感!しだみ古墳群ミュージアム(SHIDAMU)
なんか元気な名前!最近できた博物館です。
正直博物館としての展示品は少ないです。なのでか入場料は控えめ200円。
ですが建物はキレイでカフェを併設してたり、裏手には公園として整備された志段味古墳群を楽しめます。
近隣には愛知県第3位の大きさの白鳥塚古墳や、東谷山フルーツパーク(園内に古墳あり)、
そしてフルーツパークからの東谷山展望台に続く山道に南社古墳・中社古墳など他にも多くの古墳が周辺に点在しています。
あいち朝日遺跡ミュージアム
名古屋の隣、清須市にあります。
こちらも最近できた博物館になります。入場料は300円。
たぶん清須市には古墳はありませんが、清州には弥生時代の大規模な遺跡が発見されており、
そこから発掘された大量の出土品がここに収蔵されています。
展示品も多く、窓付土器、朱塗りのパレスタイル土器、石器、ガラス玉、銅鐸など弥生時代の文化・文明の高まりを感じることができます。
館周辺は実際の貝塚を中心に公園になっており、園内にある史跡貝殻山貝塚交流館(こちらは入館無料)もおすすめです。
古墳とは関係ないですが近隣の観光施設として清州城、キリンのビール工場などがあります。
それと、ドラゴンボールで有名なバードスタ、、おっとこれは観光施設じゃない。。
車で回るのが便利ですが、のんびりビール工場で一杯やりたい人はキリンビールの「シャトルバス」に加えて市内を周遊している「あしがるバス」を利用すると良いです。
一宮市博物館
岐阜方面から名鉄で名古屋にお越しの方、一宮駅を出発してすぐに車窓から見えるアレです。
出展数的には中規模、といったところですが縄文から近代までのバランスの良い展示内容となっており、
順路に従ったストーリー的な展示内容が見事です。
特に「祈りと文化」と名付けられた最後の展示室は圧巻で、
暗幕が張られた室内にパレスタイル土器や舌付きの銅鐸、観音像、大型の円空物など各時代の展示物があります。
入場料は300円で、道は狭いですが駐車場もあり駅も近いです。
駅名にもなっている妙興寺に隣接しており、とても閑静で紅葉が楽しめたりします。
周辺には少し遠いですが、こちらも駅名に関連している今伊勢車塚古墳や石刀神社古墳があり、
都市型や寺社型という感じで古墳本来の姿から少し離れた、切削されたり寺社併設の古墳が見学できます。
なんか書いてて名鉄って感じです。
と、どうでしょう、博物館と古墳って、「博物館→古墳→博物館→古墳→・・・」
みたいな美味いおかずとご飯みたいな関係性にあり、
博物館に行くと古墳の情報があって古墳に行きたくなる。
古墳に行くと出土品や歴史的背景が気になって博物館に行く。
みたいなサイクルになっちゃうんです。
また多くの博物館に足を運ぶと共通の展示物に対する疑問点や理解が得られます。
※自分は「窓付土器」が本当は何用なのか?多くの地域で出土しているのは何故なのかが気になっています。
正直コロナのせいなのかどうなのか、古墳も博物館もあんまり人が居ません。
しかし密が気になるこのごろ、逆におすすです。
次回はぜひ岐阜編を書きたい。。
以上、古墳にコーフン土器にドキドキ、古墳を交えつつ博物館の紹介でした。